実家のパーマ屋猫、タロー君。
5年ぐらい前に迷い込んで来たタロー君のお話です。
ノラ猫だった頃はドロドロで怪我だらけ。
人相も今とは別人なほど鋭い目つきでした。
でも、呼んだらすぐに寄ってきてすりすりしてくる人懐っこい性格なので近所の人みんなに可愛がられて、いつのまにか、出入り自由のうちの実家のパーマ屋の子になったわけです。タローと名付けたのは、10年前に家出した猫の名前を受け継がせました。
ノラ猫時代のタロー君。
なんだかみなぎってます・・・(笑)。
そんな人気者のタロー君ですが、ウチから少し離れた地域でも可愛がられていたらしく、時々通りすがりの子供がタロー君を見て「あ、マイケルくん~~」って呼んで、なでていきます。
ノラ猫時代、別の地域では「マイケルくん」と呼ばれて可愛がられていて、風の便りでは、そのマイケル地域の猫好きの誰かが、去勢手術をしてくれていたそうです。
※オス猫は去勢手術(タマタマを取る)をすることによって、発情しなくなりメス猫を追いかけなくなるだけじゃなく、マーキング(オシッコかけ)をしなくなり、何よりオス同士のケンカもしなくなるので、とても大事な事なのです。
先日、実家のポストにこのような封筒が入っていました。
「久しぶりにマイケルくんに会えて、元気そうでうれしかったです。
よければマイケルくんに使って下さい。
マイケルくんがぷくぷくで、まるまるで、幸せで良かったです。
ありがとうございます。」
と書かれた封筒には、青い首輪が入っていました。
ノラ猫時代にマイケルとして可愛がってくれていた誰かのようですが、おそらく、去勢手術をしてくれた人ではないのかな??と勝手に推測。
誰か分からないので、お礼状を張り出した母。
「マイケルにステキなくびわをプレゼントしてくれた方、
マイケルがありがとうって言っていました。
マイケルはだっこ大好きネコですからいつでも会いに来てだっこしてネ。
まってまーす。
(ちなみに今の名前はタローちゃんです)」
母がマイケルと呼び捨てなのはいいとして。。。
きっとお礼状を見てくれているとは思いますが、5日たった今も誰も名乗り出ません。
本当に猫が好きで、一時期にはマイケルくんにたくさん癒してもらった人のささやかな気持ちなんだな~と思います。
猫を通じてちょっと心温まるお話でした。
にゃ。